LIFULL HOME’Sの不動産売却査定とは?匿名査定との違い・注意点と向いている人

通常査定と匿名査定の違いを確認するハウスキー

LIFULL HOME’Sの不動産売却査定には、連絡先を不動産会社へ伝えて依頼する「通常査定」と、最初は電話番号・メールアドレスを不動産会社へ開示せず価格の目安を確認する「匿名査定」があります。違いを知らずに入口を選ぶと、想定より早く会社との連絡が始まったり、反対に具体的な相談まで進めなかったりします。

先に結論|今の検討段階に合う入口を選ぶ

LIFULL HOME’Sは、連絡先を不動産会社へ伝える通常査定と、最初は連絡先を開示せずに価格の目安を確認できる匿名査定を、目的に応じて選べるのが特徴です。

  • 通常査定と匿名査定は、依頼の流れと情報提供のタイミングが異なります。
  • 匿名査定では、最初の依頼時に電話番号・メールアドレスを不動産会社へ開示しません。
  • 匿名の査定内容を見た後、詳しく相談したい会社へ自分で連絡先を送れます。

判断メモ:匿名査定は「ずっと匿名のまま売却できる仕組み」ではありません。具体的な相談や売却へ進む場合は、不動産会社との連絡が必要になります。

一括査定の基本的な仕組みから確認したい方は、不動産一括査定サイトとは何かを解説した記事も先に読むと、サービスの役割を整理しやすくなります。

目次

通常査定と匿名査定は何が違う?

違いの中心は、査定の入口で不動産会社へ連絡先を渡すかどうかです。通常査定は会社との具体的なやり取りへ進みやすく、匿名査定はまず価格の目安を受け取ってから相談先を決める流れです。

通常査定と匿名査定の2つの入口

通常査定

  1. 物件情報を入力する
  2. 連絡先を入力する
  3. 選んだ不動産会社へ査定を依頼する
  4. 査定結果や会社からの連絡を受ける

匿名査定

  1. 物件情報を入力する
  2. 連絡先を会社へ開示せず依頼する
  3. 匿名の価格情報を確認する
  4. 相談したい会社へ連絡先を送る

実際に表示される候補会社数は、所在地や物件条件によって異なります。匿名査定は対象となる物件種別にも条件があり、具体的な売却相談へ進む段階では連絡先の共有が必要です。

比較項目通常査定匿名査定
最初の目的会社へ査定を依頼し、具体的な相談へ進む連絡先を会社へ渡す前に価格の目安を確認する
連絡先の扱い依頼時に入力し、選択した会社へ提供される最初の依頼時は電話番号・メールアドレスを会社へ開示しない
会社数の上限最大10社最大13社
次の行動査定結果・提案を比較して相談先を絞る結果を確認し、相談したい会社へ連絡先を送る

LIFULL HOME’Sと査定会社の役割

LIFULL HOME’Sは、売主が入力した物件条件に応じて査定候補となる不動産会社を案内し、依頼を仲介する不動産情報サービスです。実際に物件を査定し、査定額の根拠や売却方法を説明するのは各不動産会社です。

運営会社株式会社LIFULL
売却査定サービス開始2008年
売主側の利用料金無料
査定の入口通常査定/匿名査定
匿名査定の対象物件マンション、一戸建て、土地
対応地域全国向けに案内。候補会社の有無・数は所在地や物件条件によって異なる

ポータルの知名度と、個々の査定会社の提案内容は分けて考える必要があります。候補に表示された会社については、対応地域や売却実績、査定根拠などを個別に確認しましょう。

匿名査定では何が不動産会社に伝わる?

公式案内では、匿名査定の最初の依頼時点で、電話番号とメールアドレスは不動産会社へ送られません。一方、査定に必要な物件情報は会社へ伝わるため、「何も情報を渡さない査定」ではありません。

入力画面では、どの情報が査定に使われるか、利用規約やプライバシーポリシー、同意内容を送信前に確認してください。個人が特定され得る情報を入力欄や自由記述へ入れる場合も、内容を見直してから進めると安心です。

匿名査定から会社へ相談するタイミング

匿名の査定内容を確認し、「根拠を詳しく聞きたい」「売却時期や販売方法を相談したい」と思える会社が見つかったら、その会社へ連絡先を送る段階です。連絡先を送った後は、会社からメールや電話などで連絡が入る可能性があります。

Housekeyメモ:匿名査定は、まず価格の目安を知りたい段階では使いやすい一方、具体的な売却相談へ進むなら会社との連絡が必要です。

匿名査定の金額は、限られた物件情報をもとにした目安です。室内状態や個別条件を確認する訪問査定、買主との交渉を経て決まる実際の売却価格とは区別してください。査定方法の違いは、不動産査定とは何かを解説した記事で整理しています。

通常査定の最大10社と匿名査定の最大13社を混同しない

公式ページで案内される上限は、通常査定が最大10社、匿名査定が最大13社です。これは別の仕組み・別の条件における上限であり、「LIFULL HOME’Sなら必ず13社へ通常査定を依頼できる」という意味ではありません。

候補会社は物件所在地、物件種別、各社の対応状況によって変わります。比較する会社数を増やすこと自体を目的にせず、自分が連絡や提案内容を確認できる範囲で依頼先を選ぶことが大切です。

匿名査定と通常査定、どちらを選ぶ?

匿名査定を候補にしやすいケース

売却時期がまだ決まっておらず、最初に価格の目安や会社ごとの見方を知りたい場合は、匿名査定から確認する選択肢があります。電話番号・メールアドレスを会社へ渡す前に結果を確認し、相談する会社を自分で決めたい人にも検討しやすい入口です。

通常査定を候補にしやすいケース

売却時期が見えており、査定根拠や販売方法まで会社と話したい場合は、通常査定のほうが次の行動へつながりやすいでしょう。匿名査定の対象外となる物件や、訪問査定を早めに検討したい場合も通常査定が候補です。

どちらが優れているかではなく、今ほしい情報が「価格の目安」なのか「具体的な売却提案」なのかで選びます。途中で目的が変わったときは、匿名査定から実名相談へ進むこともできます。

査定結果を受け取った後に比べたいこと

査定額は会社選びの材料の一つですが、金額だけでは売却の進め方を判断できません。価格の根拠、想定する販売期間、広告方法、売り出し価格の考え方まで確認すると、提案の違いが見えやすくなります。

Housekeyメモ:査定額だけでなく、売却方針や担当者との相性も確認すると、会社を比較しやすくなります。

高い査定額が提示されても、その根拠や販売計画を説明できなければ判断はできません。会社と担当者を見る視点は、不動産会社の選び方も参考にしてください。

LIFULL HOME’Sの利用前チェックリスト

  • 今は価格の目安だけを知りたい段階か
  • 具体的な売却時期が決まっているか
  • 連絡先を最初から不動産会社へ伝えてよいか
  • 匿名査定の対象物件(マンション・一戸建て・土地)か
  • 何社程度なら査定内容と連絡を無理なく比較できるか
  • 査定額の根拠を会社へ確認するか
  • 売却提案や担当者との相性も比較するか

会社を決めた後は媒介契約を結ぶことがあります。契約形態による違いは、媒介契約の種類と選び方で確認できます。

LIFULL HOME’Sに関するよくある質問

匿名査定では電話番号やメールアドレスが会社へ伝わりますか?

最初の匿名査定依頼時には、電話番号・メールアドレスを不動産会社へ開示しない仕組みと案内されています。査定後に詳しく相談したい会社を選び、自分から連絡先を送る流れです。

匿名査定の対象物件は何ですか?

公式ページでは、マンション、一戸建て、土地が対象として案内されています。物件所在地や条件によって候補会社が表示されない場合もあるため、申込画面で確認してください。

通常査定と匿名査定は何社まで比較できますか?

通常査定は最大10社、匿名査定は最大13社が上限として案内されています。別サービスの上限であり、実際に表示される数は所在地や物件条件によって異なります。

匿名査定後に会社へ相談するにはどうしますか?

査定内容を確認し、相談したい会社へ利用者が連絡先を送ります。その後は会社と査定根拠や売却条件について具体的に話す流れです。

匿名査定だけで売却まで完了できますか?

匿名査定は価格の目安を確認する段階の仕組みです。売却を進めるには、不動産会社へ連絡先を伝え、物件確認や販売方針、契約条件などを相談する必要があります。

まとめ|匿名か通常かは「今ほしい情報」で決める

LIFULL HOME’Sでは、通常査定と匿名査定を目的に応じて選べます。会社と具体的に話したいなら通常査定、連絡先を会社へ渡す前に価格の目安を確認したいなら匿名査定が検討候補です。

通常査定の最大10社と匿名査定の最大13社は別条件の上限で、実際の候補数は物件によって変わります。どちらを選ぶ場合も、査定額だけでなく根拠や販売提案を確認し、自分が比較できる範囲で会社を絞りましょう。

参考にした公式情報

公式情報の確認日:2026年8月30日。サービス内容や受付条件は変更される可能性があるため、利用前に公式ページと申込画面をご確認ください。

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この記事を書いた人

不動産業界10年以上の知見をもとに、売主目線で不動産売却を分かりやすく解説しています。制度やサービス情報は、公式情報や公的資料を確認し、メリットだけでなく注意点も含めて編集しています。

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